佐賀弁よかばい
[その3]よんにゅー
立春もすぎ、東京では早々と春一番も吹き、少しずつ春が近づいていますね。
さて、今回の佐賀弁は
よんにゅー
そがんちかっとじゃなしー、よんにゅー入れてさー。
もちかっと! すずるっごとくさん
そんなに少しではなくて、たくさん入れてよー。
もう少し! 溢れるくらいにね。
、、、居酒屋のお酒か? という感じですが(笑)、
よんにゅーって、佐賀弁を知らない人が聞いたらどう思うんだろう?
虫? どこかの国の挨拶? 何かの単位? 4new、新しいもの4つ?、、、
いろいろ考えると佐賀弁は本当に面白いです。
居酒屋繋がり? で
のーだいくーたい(飲んだり食べたり)の言葉を調べたら
またこれが面白い方言が「よんにゅー」ありました。
うまかー、ひだるか、ひやがい、しゃー、しゅん、しーか、ねぶっ、かずむ、どっぺすっ、えってすっ、ねまる、等々、、、
美味しい、お腹減った、昼ごはん、おかず、汁、酸っぱい、舐める、嗅ぐ、胃もたれする、吐く、腐る、、、最後の方はちょっと失礼しました。
佐賀弁の面白い文章ということで
「きょーの しゃーは きゃーの しゅん」なんていうのも一時よく言われてましたね。「今日のおかずは貝のおつゆ」ですね
最後に、これまたうちの祖母だったと思いますが、お腹いっぱいなのに欲張って食べることを
「欲とふたいづれ(二人連れ)で食ぶっ」と表現していましたが、
今回手元にある佐賀弁の本を調べたら載っていませんでした。メジャーじゃなかったのかなー(佐賀県内で 笑)。
早くコロナ禍が去って、居酒屋での宴会なども楽しめる日が来ますように。
そいぎー!
ネマルというのは優れた表現だと思います。
単に”腐る”のではない、例えば梅雨の時期に、昔は(小生の小学校時代、昭和30年代)冷蔵庫がなかったので、余ったご飯を風通しの良い軒下につるして保管してましたが、これがたびたび腐るのです。こういう腐り方をネマルと表現していたように思います。例えば死んだ魚が道端でくさっているのをネマルとは言わなかったですよね。同じ腐るでもネマルと腐レトルを使い分けていたように思います。
これを発展させて、例えば運動会が雨で流れるようなときに”運動会がネマッタ”とも言ってました。
余計なことですが、食事時、ネマッテ何やらかすかに酸っぱくなったご飯を”ネマットウ”と抗議すると、祖母が”ネマットラン、食べんしゃい”と無理やり食べさせられ、涙したこともありましたよ。日本が貧しかったころの話です。
コメントありがとうございます。
「ネマル」もすごい表現ですよね。
そういえば、昔は「賞味期限」もなかったですね(笑)
佐賀を離れて久しいので、現在の子供達も使っているのだろうか? と思う方言がたくさんありますね。