同窓生です! vol.2 大曲貴夫さん

vol.2

感染症の研究と診療に尽力 
大曲貴夫さん[高校42回卒]

大曲 貴夫
(おおまがり のりお)さん

武雄高校を卒業後、佐賀医科大で学ぶ。医学博士。聖路加国際病院内科、テキサス大学ヒューストン校感染症科、静岡がんセンター感染症内科でキャリアを積み、現在は国立国際医療研究センター 国際感染症センター センター長。

 2020年以降、新型コロナウイルス感染症によって、日本中、世界中が混乱に陥りました。大曲さんは最前線で感染症と向き合い、研究や診療をされている医師であり、武雄高校の同窓生です。「東京都新型コロナ対策アドバイザー」として東京都のコロナ対策にも尽力されています。ニュース映像で小池都知事とともにお顔を拝見することも多かったですね。

 6月の武陵会東京支部総会では、『新型コロナウイルス感染症の現状と今後の対応』というテーマで特別講演をしていただき、「まさにタイムリーな話題を第一線の専門家から聞くことができた」と好評でした。

 武高42回卒の大曲さんにインタビューしました。

 ーーー部活動など、高校の思い出を教えてください。

 柔道部に在籍していました。当時の顧問の光武先生と毎日乱取りして、鍛えて頂いたのが良い思い出です。

 ーーー医師、また感染症学を志したのは、いつ、どのような理由からですか?

 子どもの頃に病気をして入院したことがあり、そのときから漠然と医師になることは考えていましたが、高校3年生のときによく考えて決めました。感染症医を目指したのは医師になって四年目ぐらいの頃です。尊敬する指導医と出会ったのがきっかけでした。

ーーー仕事をする上で心がけていることを教えてください。

 頭に血が上りそうになっても、とにかく落ち着こうとすること、冷静になろうとすることです。まだまだ修行が足りませんが。。。

ーーー新型コロナウイルス対策ではご苦労も多かったと思いますか、一番大変だったことは何ですか?

 病気についてわからないことばかりであり、一方多くの事実がどんどん明らかにされるなかで、諸々の条件を考慮しつつ、判断をしていくことです。とにかく皆様に迷惑がかからないようにするにはどうすればいいのかを考えるのは、大変でした。

ーーー同窓会のみなさんへメッセージがあればお願いします。

 新型コロナウイルス対策の過程では同窓会の皆様に様々な形でご支援を頂き、本当にありがとうございました。声をかけていただくことで嫌な気持ちも疲れも吹き飛びました。私なりに同窓会に貢献できればと思っております。よろしくお願い申し上げます。

ーーーありがとうございました。これからますますのご活躍をお祈りしています。また、私たち同窓生にいろいろと教えていただけると幸いです。

One thought on “同窓生です! vol.2 大曲貴夫さん

  1. 緒方浩二郎 より:

    お忙しい中での支部総会でのご講演、ありがとうございました。
    コロナが大暴れの時期ににテレビでお話を伺っておりましたが、武高ご出身ということが東京支部のHPで伝えられ、その後特に親しみを持ってテレビ画面に注目するようになりました。
    真剣な表情で感染への対処方針等を説明される真摯な態度に、この人の言われることなら、と安心感を抱くことができました。
    ここにきてコロナがまた鎌首をもたげてきております。ご苦労が続きますが、日本国だけでなく、世界の人々の為にコロナの制圧に向かって奮闘していただけることと期待しております。

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